post67:ではコロンブスはどうあって欲しいか?

ではコロンブスはどうあって欲しいか?


 ということで、コロンブス導入を目前にひかえ、ますます胸が熱く苦しくなる。

 せっかくホストコンピュータが大分に導入されるのに、それが半二重方式では先が見えている。それに容量の大きな汎用中型コンピュータがホストコンピュータだし、大分で唯一の公共電子ネットワークであるのだから、それなりの機能を備えてほしい。電子メールや電子掲示板をぜひとも備えてほしい。

 そういった希望を言って、情報センターや中小企業事業団は相手にしてくれるだろうか? メーカーは本気で聞いてくれるだろうか? いままでの問い合わせ状況、反応から考えて、かなり難しそうだ。たしかに質問には応えてくれたが、あくまでも先方は「オレ達はプロ、キミはシロウトだから」というスタンスをくずさない。つまり質問は聞いてくれても私達素人の要望は聞き入れ難いということだ。

 いっそのこと個人でホストコンピュータを用意しようか? それとも我社(鬼塚電気工事)でやるか? これが一番てっとり早いが、これで本当に初期の目的を達成できるのだろうか? まてよ、初期の目的とは何なんだろう?

 

 そもそも、東京に住まなくても、地方に住む素晴らしさや楽しさを求めているのは総ての地方の共通した気持ちであるが、その頃の大分は、「数ある地方のなかで、大分は知名度の低さのみならず、経済数値も国体の順位も常に日本のなかでビリに近い低いところにある」という劣等生的意識に充ち充ちていたように思う。東京から帰って来たばかりの私達にはこの感情がたまらない。常に頭の上を黒雲のように覆っているこの劣等生意識を取り除いて、大分県人も同じ日本人だ! と叫びたくはないか? いや、それ以上だ。大分人であることに誇りを持ってこそ、Uターンの甲斐がある。大分に産まれたことを素直に喜びかつ誇りに思い、大分に住むようになったことを素晴らしいことだ、と、心の底から子供達にその気持ちをつたえるような人生こそ素晴らしい人生ではないか。

 そういった地域を夢みて行動を起こす平松知事に注目が集まるのは当然だ。

 彼は、副知事時代、よく都町でみかけたもんです。陽気に飲んで廻っているし、誰とでも気楽にネアカに話しをする。彼を見ている限り都落ちしたうらぶれたイメージはない。つまり、大分に生活することを楽しんでいるように思えた。その上、知事になってからは都町でみかけることこそ少なくなったが、夜なべ談義と称し、あっちこっちで村起こしグループと対話する姿は真摯で気持ちがいい。話しもユーモアがあって面白い。「なんでもかんでも県がやってくれると思うな、〝県は自ら助くる者を助く〟」なんてことをニコニコ顔で言えるなんて。しかも、それを聞いている人達が笑い声をあげて賛同の拍手するなんて今までの大分で考えられますか? そうやって一村一品運動という名称のもとにヤル気を起こさせ、東京に対して小さくてもいい、カウンターカルチャーたろうとしている。

 そして、一村一品運動と同じように、情報化施策からも、カウンターカルチャーたらん!、と、しているのは明らかだ。

 市町村長に向って「これからは情報化だ。従ってコンピュータのことがわからなければこれからの長はやっていけん。パソコン教室を行うから皆さん出てきて勉強してください。しかし、〝代理出席〟はいっさい認めませんヨ、なんなら正規の欠席届けを出してくれたら補講をしよう」なんてことを言い放っているのを聞くと、うれしくなって「オレ達もやってやろう!」、という気になるではないですか。

 そのオレ達もという気持ちを満足させてくれるのが目的のひとつかもしれない。



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