post61:まず自ら情報化に挑戦

まず自ら情報化に挑戦


 で、興味本位にいろいろ調べるようになるのだが、後藤カイチョウーの行動の早さには驚いた。まずは自らの情報化を進めようというもので、自社業務や県議会議員活動にパソコンを使い始めたことだ。それも気になることがあると、私に「調べてくれ」と言ってくる。

 カイチョーに数ケ月遅れで同じパソコンを購入し、私も挑戦。電気工事会社らしく照度計算や空調負荷計算をさせたりしたのだが、あたりまえではあるけれどそのぐらいでは会社がより儲かるようになるなんてことはピクリともしない。そこで福岡のソフトハウスと相談して見積積算システムをつくり導入したけれど、これもいまひとつしっくりいかない。社員も使ってくれない。

 そして、今度は青年会議所の九州地区協議会の経営開発委員会の委員長職が持ち回りで私にやってきた。折りしも世の中はQC活動花やかりし頃であって統計的手法に目がいきつつあったが、特に、84年から85年に掛けて、NTTを始めとする多くの企業がCIブームにのって自社イメージの変更を推し進めていた。それで全九州から集まってきたJC委員に1年間何をしたいか?と、問いかけたところ、世相を反映して「パソコンのことを知りたい。それから、CIにも興味があるのでそれも勉強したい」という。

 いくつか事業を実施したが、パソコン利用マネジメントゲーム研修会等はキーボード・アレルギーのJCメンバーが面白がってやっているところを朝日新聞に紹介されたり、と、それなりの評価があったが、私にとって一番はCIを行うための統計解析プログラムを知ったことであった。博報堂が出した「テクノ・マーケッティング」という本の紹介のとおりに会社のイメージ分析が、数式を理解できなくとも、パソコンをブラックボックスとして使い、同業他社との比較の中で解析できるとするなら、、、本当に面白そうだった。ぜひともやってみたかった。

 さっそく、プログラムが書かれた本を買いあさり、パソコンも今度は会社ではなくいよいよ個人で、100万円(当時の私の個人支出では高い!)のものを5年ローン(長い!)で買い、いろいろ試してみることとなった。これが私がパーソナルコンピュータを持った本当のはじまり。

 しかし、学生時代の勉強不足がたたって多変量解析は私には難しい。SFが総てではなかったんだな。難しいのでますます本を買いあさる。

 そうやって調べるうちに、パソコンだけではなく、大型コンピュータのプログラムをどうしても試してみたくなったんです。それで、MDS(多次元尺度構成法)のプログラムを求めて、大分大学や九州大学に行ってみるが、プログラムもみつからなかったけれど、学生ではない私には大型コンピュータを使わせていただくチャンスそのものがない。思いあまって、博報堂本社に問い合わせたら、日本電子計算の計算サービスを紹介してくださった。よーし、と、思ったものの、その会社の大型コンピュータは東京と大阪にしかなく、結局、大阪の大型コンピュータを大分の我が家から電話回線で接続して使うという、最もコンピュータ通信としては基礎的なタイムシェアリングシステムを、研究者や技術者ではない私が、一市民としておっかなびっくり挑戦することになってしまった。

 



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