post22:発言:0018 (COA00004/尾野 徹) 1997/05/03 01:00 1329回 タイトル:ノースカロライナの,、、お仕事編
発言:0018 (COA00004/尾野 徹) 1997/05/03 01:00 1329回
タイトル:ノースカロライナの,、、お仕事編
最初に結論を言うと、ノースカロライナは、なんとなく混沌としている感じ。
うわさ通り,ATM装置を使った高速データハイウェイをつくって百数十カ
所の学校や病院を結んでTV会議システムを実現。
つまりは過去はインターネットにそれほど力を入れておらず、そのつけがま
わってきているような雰囲気。
かといって、30年前から行っていたリサーチパークづくり,通称三つの大
学,または三つの地域,
ノースカロライナ州立大学、----Raleihgh(州都です。私が泊まった場所)
ノースカロライナ私立大学、----Capel Hill
Duke大学------------------Durham(発音できない、ダゥーラム?)
(昨今は近くのCareyという地域もよくなっているらしい)
に先端企業を呼び集めていて、「リサーチ・トライアングル」と呼んでいるプ
ロジェクトはそれなりに成功している様子。
ハント州知事の名前は時々日本でも聞きますが、積極的に日本にまで出かけ
てきて企業誘致をはかってきたのは有名でしょう。
その勢い(?)で味の素や,住友電工、三菱電機、武田薬品、等が立地してい
るはず。残念ながらそのような方々をゲットすることができず、今一歩実状がわ
からない。
無理しても(タクシーで40分ほどかかるほど離れたところ,パーク内にあ
る)日本食レストランにでもでかければよかったかな?
そしたら実状がつかめたかもしれないが、、、、どうも行動し難いなぁ。
(灯台基暗し,ニューヨークの塚本さんに聞くのが一番早かったりして)
今回は、この地域でのプログラムを組んで下さった方がどうやら勘違いしてハー
ドインフラ系(通信会社)の方々を主体にアポイントをつくってしまい、,、、本
質的に知りたかった地域コミュニティ的なもの、コンテンツ系のもの、、、に関し
てはあまりよい収穫は無し。
しかし、米国NII諮問委員会のメンバーの一人だった、州内の女性実力者である
Jane Smith Patterson
さんと昼食をとったことが面白かったな。
以下、概要を写真とともに紹介します。
最初の面談は、シスコの人。
どうやら広報等の外部との接触が仕事の、
Scott Anderson
External Affairs
Cisco Systems -- RTP, NC
さん。
彼は6年ほど前まで日本に住み、富士通に勤めていたとのこと。
(写真)↑002
特に技術のことを聞くこともないので、 昨日,大分からFAXしてもらったシステム図を見せて、我々がシスコのユーザであることをわかってもらい、彼のここでのネットワークライフを聞きただした。
彼としては面食らったかもしれないが、かえって日本やコアラの話など、また、彼が知らない当地の地域webのひとつ(当日の朝、ここに来る前に私がホテルでネットサーフィンで見つけたサイト)にとても興味を持ち、ぜひとも私に後でそのアドレスをメールしてくれ、,、、なんて話で、こちらがいろいろ教える始末。
つまり、ネットコミュニティが強い形態では存在しないようだ。 (経済的に恵まれたところは存在しない?)
(写真)↑000
で、彼が話がしやすいように、ロビーの資料でちらっと見た「Net-Day」に話を降ってみたら大当たり。
どうやら彼が担当だったようで、一生懸命説明してくれたし、そのURLを早速目の前でメールしてくれた。
彼の会社としての取り組みをまとめた小冊誌があって、勿論、それを大事そうに下さった。ありがとう。
(写真)↑001
From: Scott Anderson
Subject: Good Addresses
Ono-san -- Here are some good places to visit ...
http://www.netday96.com/ http://www.netday96.com/
http://www.asd.com/
I surely enjoyed our visit. Best of luck to you. Let me know if I can help your effort at any time. Regards,
(写真)↑003
(写真)↑004
さて、次はSprintさん。
Mr.John Hamm
Sprint Mid Atlaantic Telecom
つまり、世界的規模のSprintですから,いろんなものがありますね。
私にとってのSprintは、インテックと提携した国際パケット通信会社としてのSprint、という接し方が過去のものだったのですが、今回は、アメリカの中で、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、バージニア州、テネシー州の四つの地域に電話事業を展開している地域会社の本社,を訪問した、という意味になります。
だから国際的なことには興味を持たず、当然インテックのことも知らない。
(写真)↑011
また、この地域で完全独占ではなく、まだら模様でいくつかの電話会社が存在しているようです。(かといって完全なる競争ではないらしい、ややこしい。)
大きなものは三つあって、Sprint社と、GTE社と、Bell South社、、、それに加えて小さな町だけをサービスしているような電話会社もあるらしく、全部あわせると70近くらしい。
(写真)↑007
かれの部屋は眺めがとてもいい、自然いっぱいを見ながらの仕事部屋。
ビルもとっても大きい。
(写真)↑012
彼は立ち上がって説明してくれたが、その中にヘリコプターの発着場まであるし、さらに笑いながら「その隣にはお墓まである」と言っていた。
(写真)↑009
さて、後で(翌日)Bell South社等にも行って来たのですが、結論をいうと、
州政府は音頭をとってこれらの三つの大きな地域電話会社とそれらを結ぶ長距離電話会社のAT&Tに積極的にノースカロライナ情報ハイウェイ(NCIH:North Caroline Information Highway)づくりに参画させた。
そのやり方は、州内の学校,病院、役所(刑務所も含んでいる!)等の150カ所に富士通製のATM装置で高速データハイウェイを通し、テレビ会議システムを中心としたネットワークをつくった,ということ。
勿論、インターネットも多少やったが、インターネットそのものは主ではなく従関係であったようだ。
特にSprint社は、ノースカロライナだけでなく、他の三つの州での情報ハイウェイづくりに参画してて、
テネシー州----2年前から公立学校にISDNを特別に安く引き込む
ことをスタートさせた。
サウスカロライナ州----州政府がすべての学校に補助を出してスカイ
ネットに接続。 バージニア州----ノースカロライナに習ってATMネットをつくった
が、州政府だけでなく電話会社と大学が手を組んで行った(?)
と、特徴をあげていた。
また、Sprintにはたいへん多くの見学者があるようで、「How to 地域ネット」の小冊誌をつくってあった。
彼曰く、ポイントは,
「ガバメント(州政府)が利用すること、参加すること。
ただし、州政府がそれらの情報ハイウェイを所有しないことだ」
と言ったが、これは私達の言っていることと同じで、おかしかった。
また、
「教育とヘルスケアは政治的に参加しやすい事業だ」
と言ってたがこれも真実。しかし、大分では教育がなかなか腰があがらないので帰ったら真剣に対策を考えねば、と、思った。
しかし、これらの情報ハイウェイは、彼ら曰く、
◎確かに僻地の学校へのTV会議による事業ができていい
(津久見の保戸島),
◎テレメディスンは、地域の健康管理にとてもよい
(アルメイダを中心とするお医者さんのTV会議システム)
と言っているのだが、一カ所毎の装置設置が大変高く、拡張性がない。
従って今は、患者のデータを一元化してよりよく利用しやすいように考えてはいるが、これらとは別のインターネット網をつくるべく検討を進めているようだ。
つまり、これらの情報ハイウェイづくりは失敗のハズでやんわりとそこを突くとなんとなく彼も認める。
翌朝のノースカロライナ州立大学の副総長(副総長はたくさんいる?)の,
Dr.Bill Willis
Associate Provost/Academic Computing Center
North Carolina State University
(州のInformation Resource Manegement Commition;情報化委員会のようなもののメンバーであり、特に技術関係の委員会の委員長を行っている人)
さんは、きっちりと,
「これは政治的なミステイクだった」
という。
ATM網は金がかかりすぎるし、他の方向へ転換しようにもスローな展開しかできない,という。
「日本ではトップ層が情報化を言葉としては理解するが実際に使わないので情報化が今一歩進展しない、、、アメリカではそのような要因は少ないはずだが,どうしてミステイクの要因があるのか?」
と聞いたら、
「確かに我々にもキーボードアレルギー問題があってそれも要因の一つ。 しかし、結果を見たい政治家が多く、ビデオカンファレンスを指示する政治家も多い。 つまり、それが道を誤らせているようだが,州全体として新しい動き(インターネット)を指示している」
と言う。
(ちょっと突っ込みすぎたかな。気を悪くしたかもしれん)
ついでに報告。
彼らの大学はインターネットをバージニア工科大学のように地域に解放していないし、モデムプールも年々少なくし、学生や大学関係者も民間ISPを利用するように方向性を定めいるようだ。
従って、彼ら自身も地域電子コミュニティがあるかどうかもあまり感じられていない様子だった。そのようなことに関しては議論かみ合わず。
州政府の情報セクションでTV会議を実践させてくれた。
State Telecommunications Services Office(STS)の事務所で。
イメージとしては日本のISDN1500によるTV会議と変わらない。
(写真)↑030
技術者の方。コアラの画面を面白がってて,ブックマークをつくってた。
それにしても彼らはStreamWorks(ISDNクラスでないと無理?)ではなくRialVideo(アナログ回線でも大丈夫?)に傾いている。
宮崎君、至急、我々もそちらにシフト要だ。
(写真)↑031
全体を説明してくれた、Mr.Jim Broadwell(Director)さん。
(写真)↑032
TV会議先の人達も私の変わった質問にとまっどったかな?
実は、同じ部屋にISDN64で動くピクチャーテルがおいてあって,「こちらの方が安いから実験している」なんて話している。
(写真)↑034
別のフロアにあったコンピュータルームの中で
(写真)↑037
州政府が保有するすべてのデータがここにある、自動車のことから個人のデータまですべてが。
(写真)↑035
さて、ノースカロライナのハイライトはこのオイスターレストラン!
昼食をとても魅力的な方と一緒にしました。
(写真)↑048
State of North Carolina
Office of the Governer
Jane Smith Patterson さん。
Senior Advisor to The Governor For Science and Technology
Director,Office for Technology
という肩書きを持つ彼女は重要実物兼人気者なんでしょう。
レストランに入ってきた彼女は私たちの席についたものの10分近くは私たちと話しさえできないほど周囲の方々から次々と挨拶されている。勿論、そういった方々に私たちを軽く紹介しながらなんだが。
(写真)↑045
その極めつけは、ハント州知事の奥さん。
彼女は奥さんを迎えるときはキチンと立ちあがって我々を紹介してくれた。
(このレストランは州知事の奥さん達も昼御飯に食べに寄るほどポピュラー?)
彼女はアメリカ国家としてのNII諮問委員会のメンバーだったようで、その関係の資料を渡しつついろろ説明してくれた。
つまり、マイケル・ネルソンなどの国の情報化担当者をよく知ってて,話も弾む。
「国と州との問題点は?」
「今は、教育関係の情報化には特別に情報通信利用料金を安く設定する方策を探っているが、どの施設をその対象とするか、を決める権限が州なのか国なのかで揉めている」
とのこと。ふ~ん。
日本にはしょっちゅう来ているようで、高知の橋本知事も知っているとのこと。
また、私の資料を見ながら「浜野安樹は面白いね」等と言う。
浜野さん、知ってる?
5月には三重県に行くそうだ。
会議か?って聞いたけどあまり詳しくは話さない。また企業誘致かな?
三重県の知事は元国会議員だったよ、って言ったら「I know」だって。
技術にも明るく、私のノートに絵を描いて説明してくれた。
「今後は情報ハイウェイを発展させて、ノースカロライナ・バーチャル・ライブラリを実現させる予定。400以上の学校や自治体の総ての図書館をネットする」
「大学では情報通信を使えば教える時、よその大学にも教えることができる。しかし、その教育費用は教えた人の大学に収入があがるのではなく、その学生が属する大学にのみ収入があがる仕組みで不合理だ。従ってこのような規制を取り払うよう考えている」
「全米では4%以上の失業率なのに、ここでは2.2%の低さだ、とにかく人が足らない。技術者が不足している。」
等々。
彼女はUSIAの現地の人。
最終の約束者のところには彼女が車でつれてってくれた。
おみやげのコインケースにとっても喜んでくれた。
喜びがすごかったので、つい、正面からの写真を撮るのを忘れてしまった!
(写真)↑049

コメント
post22@27: 001 1997/05/03 06:38 参照:1331回
001 1997/05/03 06:38 参照:1331回
タイトル: 尾野さん、写真が出てきて良かったですね。
尾野さん、写真が出てきて良かったですね。
ご苦労されたみたいですね。
それよりお話に出てくるリアルビデオっていうのは?
VDOライブビデオプレイヤーを私は時々楽しんでいますが、、
また帰られたられいかいででも詳しいお話が
聞けるといいです。