post19:発言:0014 (COA00004/尾野 徹/tooru ) 1997/04/28 00:41 1732回 タイトル:ブラックスバーグのエレクトリック村(1)
発言:0014 (COA00004/尾野 徹/tooru ) 1997/04/28 00:41 1732回
タイトル:ブラックスバーグのエレクトリック村(1)
さて、ワシントンから車で5時間、飛行機で1時間のところにあるブラックスバーグ、
エレクトロニックビレッジ。
Blacksburg Electronic Village(以下,BEVと略します)
人口36,000人。バージニア工科大学の町です。
(Virginia Technical University;以下V-TEC.と略)
何しろ学生数が2万人というからもうほとんど大学だけなんですね。
しかし、その大学の隣にリサーチパークがあって、今日はそこの一角にあるBEV事
務所を訪ねてきました。
(写真)119
ここのリサーチパークのことは別途報告しますが、現在55企業が入居。
(写真)122
その中心的な事務所ビルの中にBEV事務所がある。
(写真)93
(写真)95
その隣の出入り口から外に出ると、ほら、これだけいっぱいの自然がある。
やっぱりアメリカは広いんだ、と思う。
(写真)096
(写真)098
そこで、まず、Ms.Cortney Martin 嬢から全般的なことを教えてもらいました。
(Assistant Director,BEV)
(彼女の写真を取り忘れてしまった、1時間半以上話してもらったのに)
(しつこく様々に聞いたから時間があっというまに無くなったからかな)
(写真)BEV組織イメージ図
ここのアドレスは、www.bev.net で具体的なことがわかると思いますが、英語の不
得手な私は実際にホワイトボードに書いてもらったこと,通訳してもらったことなど
から気になる点を列挙しましょう。
1.人口の65%,20,000人がインターネットユーザー。
2.先ほどの絵の中にあったサービスの値段は、
a.V-Tehcのモデムプール利用者 $ 8.00/月
b.その他の民間ダイアルアップ $20.00/月
c.イーサーネット接続利用者 $30.00/月
これって安いですよね。
b.の値段はコアラの利用と変わりませんからコアラの安さが証明さ
れたようなもんですが、c.のイーサネット接続、つまり情報コンセン
ト接続が月3千円そこそこ、というのはもう、うらやましい限り。
また、a.の大学のダイアルアップ接続利用者が格段に安いのは大学
関係者(町の人口の85%が何らかの大学関係者。つまり大学によって
なりたっている町)の利用を前提に設備を拡張し、それを一般開放した
からであって、今は民間ISPができてきたので追加のID発行を押さ
えているようです。
3.1990年に大学・町・Bellアトランティックの三者共同で本プロジェ
クトスタート。
ロビー活動で町全体にインターネット利用を広げた。
1992年,corplate 設立
1993年以降、現在のような形態
3.平均的利用者は、13~18ヶ月の利用経験者
85% 家からの利用
20% 職場から
83% ダイアルアップ
3% ISDNダイアルアップ(?)
11% イーサネット接続
30% キャンパス内イーサネット接続
7% キャンパス内CBX
77% 一日一回以上
平均 45~60分/回
4.コアラ事務局のように自ら事務局側が積極的にコンテンツ制作を行っ
てはいないようだ。
それでも、一ヶ月に一回発行する電子メール方式のニュースレターがあって
5000人が見ている、とのこと。
(コアラは毎週5千人弱に配信中)
5.コンテンツは、ユーザーが自主的にボランティア的に作る。それが様々なコミ
ュニティを作り出している。
(1)BEV-Seniors (www.bev.net/community/senior)
110人近くのシニアの方々の集まり。
60歳後半から80歳、何人かは90歳代。
月一回のフェイス・トゥ・フェイスの交流会を実施。
(老人センターにて)
コンピューターやソフトの使い方なども話題になる。
メーリングリストとwebが主体。
新規参加者は,そのプロフィールが流れて好評だとか。
この数ヶ月小学校の2年生とのインターネットを通じての交流が行われ
ていたがこの5月にはシニアと子供達が実際に会うことが計画されており
盛り上がっているとのこと。
(2)Church(教会)の関係
ブラックスバーグ町を含む郡としてMotgomery郡があるが全体として人口7
万5千人。
そして、教会がとっても多い。(アメリカ中多いように思うけどなぁ)
それで各教会の信者達が自分たちの教会のホームページを作りあっていて,
それらの教会のリンク集があるほど。
これも教会を中心としたサブ・コミュニティ活動。
(この地域はアルコール禁止なんだろうか? レストランに無かったが?)
(でもGUN-SHOPが無造作に道沿いにあったりする)
(3)自治体としては Town of blacksburg というホームページを作り、
パーキングのことや犬の観察など、かなり生活に密着した情報を流して
いる。
勿論、メールでのやりとりも可能。
警察も交通関係のトラブルに関して(あそこの交通標識が、、、うんぬ
ん)の相談もやっていたりするらしい。また、長期に留守する家から警察
へ「留守する間の警備」をメールで依頼するのも普段のことのようだ。
6.学校の利用が積極的。 www.bev.net/education/schools/
この2年間で
アップル、
ベルアトランティック
連邦政府 の三者から工夫してもらって全部の学校にパソコ
ンを導入。
また、先生達を対象に2年ほど前から教育プログラムを実施している。
(郡の予算をもらって)
そういったことからか、昨年、そういった教育を受けた先生(クリスチャン
スクール)が受け持ちの5年生をリードして頑張って全米のコンテスト(?)
で表彰された。
www.bev.net/education/school/ces/
学校と親と子供達のよいコミュニケーションの道具となており、学校での食
事がどうなっているか、宿題はどうか、ミーティングの状況は、、、など、様
々なことがわかってよい。
また、大学は、学生がそのように幼稚園や小学校等に教えに行くようなプロ
グラムが組まれているようだし、とにかく大学が地域に開かれている、という
意味を文字通り知らしめることばかり。日本の大学の閉鎖性はすごい状況だと
ありとあらゆるところで痛感することとなります。
----大分に帰ったら、子供・学校プロジェクトを絶対に始めましょう!
7.ビジネスでは300ぐらいの企業がホームページを開設。
www.bev.net/wall/index.html
この各企業の分野別リンク集は、彼女(Ms.Cortney Martin)が作ったとのこと
だが「最近は数が多くなってどこに何があるか、、、、困り始めた」と言ってい
たが、この点はコアラの新・一村一品V-shopの一覧機能・検索機能を見せ
てあげたかった。
彼女は、自分が新車を買うに当たってこのWEBで信頼できそうなお店を先に
探して,かつ、自分の今持っている車を中古車として売ることもできたのでとっ
てもよかった、と言っている。
全体として、(以下は大分で繰り返し私が力説していることと同じなんですが)
◎インターネットを使って金儲けが大きくできた、お金持ちになった、ということ
は聞かない。
(ここがシリコンバレーのようなハイテク企業地,東京やニューヨークのよう
な大都会ということではないからでしょう)
◎しかし、webを使うことで企業活動がやりやすくなっており、無くてはならな
いものになっている。企業にとっても市民にとっても。経済活動を活性化させる
道具である。
◎それらの企業ではweb専門の人を雇う,など,就職機会の増大につながってい
る。 (大分では将来、芸術短期大学がそうなるはず)
◎また、webサービス(を作る会社)する会社が増えた。
アパートでやる人、20人ぐらいでやっている会社などざまざまで、コンピュー
タの修理の一つの仕事になっている、、、。ただ、コンピュータはメールで買っ
ているようだが。
さて、そのハード的なことに関しては別原稿で起こしましょう。
私の泊まったBlaksBurgの隣のRoanokeのモーテルの近くでの写真。
(写真)129
こういった教会がいあたるところに。
右に左に。すごく立派。
(写真)130
Gun-shopって書いてあるのわかりますか?

コメント
post19@23: 001 1997/04/28 09:17 1747回
001 1997/04/28 09:17 参照:1747回
タイトル: 何だかワクワクするお話ですね
尾野さん、報告ありがとうございます。
読んでいて何だか興奮しますね。まあ一度にこうなった
訳ではないでしょうが、何だか凄い、きっと尾野さんも
負けずにお話なさったんだろうなと思います。
やっぱり、まずは通信料を下げること、そうして気軽に
使うこと、使う人が増えるといろいろ出来ることは
広がっていくと思います。
それにしても、、凄いです。