post119:熱気のパネルディスカッション!

熱気のパネルディスカッション!


 公文先生から問題提起を受けた形での〝パネルディスカッションその1〟が行われた。時間の関係で、それぞれのシステムを横並びにした紹介のイメージが強まってしまったようだ。

 私のパネル発言は公文先生の問題提起に応える格好で「どうしてコアラを発足させることになったか」を話し、マニアからの設立動機ではないこと、社会インフラであることの必要条件として中立であろうとし、 中立であることのために、利益目的でないことを暗に示すために〝アマチュア〟という名前をつけて、基盤整備(ホスト局の初期設備投資)は社会資本で整備し、維持管理は利用者負担でやっていこう、ということになったこと。(道路と同じ。道路建設費は社会資本、維持費は利用料金)。つまり、社会資本として、大分県やNTT、NHK大分放送局などからの支援でホストコンピュータを設置したし、事務局も、第三セクターである、〝情報センター〟に置かせてもらうようになったことを力説した。コアラ設立の経緯をはじめて聞くネットワーカーに熱気があふれていく!

 〝パネルディスカッションその2〟は、「地域社会の活性化とワープロ/パソコン通信ネットワーク」そのものをテーマに進展。

 すでにネットワーカーであるパネラーは一様に「ネットワークは唯一絶対的なコミュニケーション・ツールというわけではないけれど、もう生活の一部になってしまってなくなると困ってしまう」という言葉に代表されるがごとく、距離の制約を越え、時間にも制限されず、身分や学歴・性の差などをも乗り越えて続けられるコミュニケーションがつくりだした〝ネットワーク・コミュニティ〟はとてもすばらしく、もう足が洗えないという。通常のコミュニケーション手段(電話、手紙、デート、会議などなど)に加えて、ワープロ/パソコン通信も使うので、急速に互いの理解度や信頼関係が深くなっていって、その結果として、その人達を取り巻く地域も活性化していくことを、自らの体験を交えながらさまざまに熱っぽく話した。

 そして、コンピューターのネットワークをまだ利用してはいないけれど、それぞれにヒューマンネットワークを構築してきた人達として、大分ではお馴染み〝町おこし、村おこし〟の権威者である清成忠男法政大学経営学部長と、日本ではじめて〝異業種交流〟なる言葉を編み出し実践してきた宮崎剛直さん((財)大阪科学技術センターニューマテリアルセンター所次長)のパネル発言。このお二人の結論は、何をするにも最終的には人と人との信頼で、それが町おこしにつながり、異業種交流の原点であって、いかにヒューマンネットワークを築き上げるかがポイントになるということだ。これにはワープロ/パソコン通信ネットワークがすごい威力を発揮しそうだ。

 またその両グループの中間にあって、いまネットワークを使い始めたばかりであってワープロと格闘中という北矢行男さん(長銀経営研究所調査企画室長)は、ワープロネットワークの楽しさや重要性は十分わかるが、ワープロやパソコンに今まで縁がなかった人達がすぐ使いこなせるほどの使いやすさにはなっていないことを、自分の体験を通しておもしろおかしく話し、ネットワークが社会基盤となる問題点を組織論とともに指摘した。

 ディスカッションが進み、会場から次々と挙手があって発言や質問がパネラーにぶつかり始めた。コアラ会員ではあるもののいまだ通信経験のない、青年会議所の川崎裕一さんは質問してみての感想を、

 「皆さん、真剣に答えてくれるんですねぇ。とくに公文先生などは、『本当にわかってもらえましたか?』とでもいわんばかりに身を乗り出して真剣に受け答えしてくださったので恐縮するほどですよ」

 と語ってくれたが、まさにその通りだったろう。ネットワーカーは、コミュニケーションをとても大事にするため相手のいおうとすることを〝よく聞き〟、こちらの意図も押し売りせず押し付けず、理解してもらおうとする行動に出るのだから。通常の一方的に言い放つハイアラキー構造の組織内会議では思いもよらないことであろう。

 パネラー、ネットワーカーのみならず、熱気は会場内すべての人に伝わっていく。



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