post102:ニューメディアの中を一村一品が流れて行く
ニューメディアの中を一村一品が流れて行く
コアラ見学は電子会議が活発になればなるほど多くなってきた。
毎週のように県外から人がきたし、きた人達がパソコン通信の可能性に気がつき自ら入会してくれたり、これはと思われるような人達を紹介してくれた。東京に行けばそうやって知り合いになった人達と必ずのようにお酒を酌み交わす交流が行われる。 九州方面への出張があるとわざわざ大分経由で福岡や鹿児島に行くし、何とか例会日に合わせてこようとしてくれる。大分人としてうれしいではないですか。
高い電話代にめげずに毎晩のようにコアラにアクセスしてくれるのだから、大分人として感謝に堪えない。県外からの智恵がぜーんぶコアラの中に貯まっていくようだ。それはきっと大分の血となり肉となることが確実なのだから。そこで、いかに遠距離電話代が高いか!身に染みてわかっている大分人として居ても立ってもいられなくなり、大分人から県外人へ感謝の気持ちを届けることにした。
当時の会員数は三百人強で、そのうち県外会員が百人強であった。乏しい会費では十分なことができ難いので、コアラ創設時メンバーの二階堂酒造の二階堂雅士君に相談したところ、こころよくOK。今や一村一品の代表選手である麦焼酎五合ビンを寄贈してくれただけでなく、その送料も格安で取引先に頼んでくれた。それで、その麦焼酎と、カボス、さらに知事の「明日への話題」小冊誌の三点をセットにして十月中旬に全国発送。これには県外会員もびっくりしたようで、各地からコアラの中に「今日、会社から帰ったら荷物が届いていて、開けてびっくり、」「うれしいー、パソコン通信やっててこんなメリットがあるなんて!」「ニューメディアの中を一村一品が流れてきた!」「さっそく鍋物にカボスと焼酎で楽しみました」といったことがぞくぞくと寄せられてきた。
それを読む大分のメンバーは「やったね」という感じでニンマリ。
で、今度は各地からは「一村一品といったって大分だけではありませんゾ!」とその地方の特産品が送られてき始めた。盛岡のリンゴや東北のお酒、四国のポンカン、東京からは「これは大分に売られてないよ、東京の特産品〝激辛のカップラーメン〟!」、今度は大分のメンバーがびっくりしたり、うれしがったりの番だ。情報交換が物々交換になったわけで、コミュニケーションのあるところさまざまな交流が起こることを実感した。
そういった思いを、東京で話すことはあったが、ついに大分でも話すチャンスがやってきた。
日本商工会議所主催の全国大会が十月三十日に大分で行われることになり、しかもテーマが「情報化」。ついては全国の会議所会頭達を前にしてコアラのことを一時間話せ、というのである。絶好のチャンスではあるが、大分の情報化事例として話すのだから、大分商工会議所の吉村益次会頭の顔をつぶすことはできない。で、この時ばっかりは真剣に考えたし、ずいぶんと準備に時間をかけた。
基調講演で平松知事が大分全般の情報化を地域の活性化策と絡めて話し、その中でコアラを紹介してくれた。そうはいっても、まだパソコン通信は認知されていない時期であり、パソコン通信、イコール、草の根、イコール、インフォーマルセクターと見られているのは変わらない。そういう立場でありながら、フォーマルセクターの代表であるNTTの副社長の講演の直後に行ったコアラの事例紹介は相当なインパクトを与えたようだった。
そのあとのパネルディスカッションも、その違いが強調される結果となって、ともすれば、フォーマルセクターの紹介する情報化は「便利になる」「ビジネスが効率化する」「一般の人達に使うことを呼びかけることによってビジネスチャンスが見えてくる」といったような類であるが、コアラの「高校生と大人の交流」や「知事と市民・県民の電子メールやりとり」、さらには「例会のにぎわい」、「物理的に会ってよろこび楽しむためにコアラを日頃楽しむ」といった、人の気持ちや心の満足度を充足させるための情報化は、革命的であるはずだという論調であったからだ。
コアラ見学は電子会議が活発になればなるほど多くなってきた。
毎週のように県外から人がきたし、きた人達がパソコン通信の可能性に気がつき自ら入会してくれたり、これはと思われるような人達を紹介してくれた。東京に行けばそうやって知り合いになった人達と必ずのようにお酒を酌み交わす交流が行われる。 九州方面への出張があるとわざわざ大分経由で福岡や鹿児島に行くし、何とか例会日に合わせてこようとしてくれる。大分人としてうれしいではないですか。
高い電話代にめげずに毎晩のようにコアラにアクセスしてくれるのだから、大分人として感謝に堪えない。県外からの智恵がぜーんぶコアラの中に貯まっていくようだ。それはきっと大分の血となり肉となることが確実なのだから。そこで、いかに遠距離電話代が高いか!身に染みてわかっている大分人として居ても立ってもいられなくなり、大分人から県外人へ感謝の気持ちを届けることにした。
当時の会員数は三百人強で、そのうち県外会員が百人強であった。乏しい会費では十分なことができ難いので、コアラ創設時メンバーの二階堂酒造の二階堂雅士君に相談したところ、こころよくOK。今や一村一品の代表選手である麦焼酎五合ビンを寄贈してくれただけでなく、その送料も格安で取引先に頼んでくれた。それで、その麦焼酎と、カボス、さらに知事の「明日への話題」小冊誌の三点をセットにして十月中旬に全国発送。これには県外会員もびっくりしたようで、各地からコアラの中に「今日、会社から帰ったら荷物が届いていて、開けてびっくり、」「うれしいー、パソコン通信やっててこんなメリットがあるなんて!」「ニューメディアの中を一村一品が流れてきた!」「さっそく鍋物にカボスと焼酎で楽しみました」といったことがぞくぞくと寄せられてきた。
それを読む大分のメンバーは「やったね」という感じでニンマリ。
で、今度は各地からは「一村一品といったって大分だけではありませんゾ!」とその地方の特産品が送られてき始めた。盛岡のリンゴや東北のお酒、四国のポンカン、東京からは「これは大分に売られてないよ、東京の特産品〝激辛のカップラーメン〟!」、今度は大分のメンバーがびっくりしたり、うれしがったりの番だ。情報交換が物々交換になったわけで、コミュニケーションのあるところさまざまな交流が起こることを実感した。
そういった思いを、東京で話すことはあったが、ついに大分でも話すチャンスがやってきた。
日本商工会議所主催の全国大会が十月三十日に大分で行われることになり、しかもテーマが「情報化」。ついては全国の会議所会頭達を前にしてコアラのことを一時間話せ、というのである。絶好のチャンスではあるが、大分の情報化事例として話すのだから、大分商工会議所の吉村益次会頭の顔をつぶすことはできない。で、この時ばっかりは真剣に考えたし、ずいぶんと準備に時間をかけた。
基調講演で平松知事が大分全般の情報化を地域の活性化策と絡めて話し、その中でコアラを紹介してくれた。そうはいっても、まだパソコン通信は認知されていない時期であり、パソコン通信、イコール、草の根、イコール、インフォーマルセクターと見られているのは変わらない。そういう立場でありながら、フォーマルセクターの代表であるNTTの副社長の講演の直後に行ったコアラの事例紹介は相当なインパクトを与えたようだった。
そのあとのパネルディスカッションも、その違いが強調される結果となって、ともすれば、フォーマルセクターの紹介する情報化は「便利になる」「ビジネスが効率化する」「一般の人達に使うことを呼びかけることによってビジネスチャンスが見えてくる」といったような類であるが、コアラの「高校生と大人の交流」や「知事と市民・県民の電子メールやりとり」、さらには「例会のにぎわい」、「物理的に会ってよろこび楽しむためにコアラを日頃楽しむ」といった、人の気持ちや心の満足度を充足させるための情報化は、革命的であるはずだという論調であったからだ。

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